終演報告④

続いて参ります!
ナイス髭ことMegumiさんです。

Megumiです。
早いもので本番からもう一週間が経ちました。
LUTEA第3回公演「隣」。
本番に至るまで応援し支えてくださった皆様、劇場にお越しくださった皆様、共に舞台を作り上げてくださったスタッフの皆様、たくさんの方々のお力添えのおかげで無事に幕を下ろすことができました。
この場をお借りして皆様にたくさんの感謝を。本当にありがとうございました。
あやしい同行人よりエドウィン
今回はオムニバスということで、今までにない大変さと楽しさがありました。
それぞれ異なった話や役を同時進行で作り上げることは思っていたよりも大変で、お稽古中もなんだかずっと焦っていたような気がします。また今回の役は2つとも初挑戦な系統の役で、役を掴むのにも詰めるのにも少し時間がかかりました。

「あやしい同行人」のエドウィン。
帽子と髭とアスコットタイ。落ち着いた佇まいのおじ様。実は初の役どころでした。
相応しい声のトーンや動き方に躓きながらも、勝手知ったるHiromiさんとの台詞の掛け合いや前回に引き続き相手役を務めてくれたMiuちゃんと大変気持ちの良い間でお芝居ができました。
公演後、皆様からたくさんのお褒めの言葉をいただけてとても嬉しかったです。

「痴人と死と」のクラウディオ。
なんだかんだでJunko氏にいただく役やそれ以前にいただいてきた役は「優しいやつ」が多く、クラウディオのような傲慢で人を下に見るような性格の男は初挑戦でした。
そして常々台詞を読むのが好きだ!と言ってきましたがまさかこんなにも喋らせていただけるとは…。冒頭7分と少し、いつものように台詞と雰囲気に身を任せるだけではうまくいかない台詞量とテンションの維持に試行錯誤する毎日でした。
それでも台詞を読み込むたび、演じるたびになんて面白くてやりがいがある役なんだという思いが大きくなる、そんな役でした。
痴人と死と よりクラウディオ
自分も周りも大いに巻き込み悩んで悩んで作った2役。
大変愛着のわく役となりました。
そう感じることができたのも私を信じて役を託してくれたJunko氏と寄り添い共に役と作品を作り上げてくれたキャストの皆様のおかげです。ありがとうございました。

さらに今回は「隣人」の演出も担当させていただきました。
まだお稽古が始まる前、Junko氏が話してくれた脚本の雰囲気、思い浮かべた景色や空気を皆様とも共有できるよう、またCoppeちゃんとJunko氏それぞれの魅力がしっかり引き出せるような演出…ができていたら、そしてそれを皆様に伝えることができていたら幸いです。

そして毎公演そうなのですが…今回も、公演中や後から思い返してみて至らなかった点や悔しかった点があります。反面、小屋入りしてから初めて至った感情や出せた表現もあり…お芝居とは不思議なものだなあ…としみじみ思います。だから毎回楽しくて、次も次もと求めてしまうのでしょう。
今回の役、今回のお芝居も観てくださった皆様のお心に少しでも何かを残すことができていたら光栄です。
LUTEA結成5年目、なるほどどうやら今後の予定は未定とのことですが、もしまた皆様の前に立つ機会を得ることができましたら、そのときはまた変わらず全身全霊で参りますので何卒よろしくお願いいたします。

いやでも次があっても今度はそのへんの木の役とかかもしれませんしね。
全身全霊全力の木の演技をお楽しみに(?)

Megumi

髭付けてって私の演出を褒めてほしいくらい(笑)に、ナイス髭なMegumiさんでした。同行人の、エドウィンの優しい表情が好きで、選んだ写真がそればかり笑

痴人と〜は、膨大な台詞量にも持ち前のストイックさで(自分自身にキレつつ)立ち向かっていました。ものすごいエネルギーで作品を引っ張ってくれて、演出からは感謝しかありません。頼もしい人です。

そして、隣人の演出としてもお世話になりました。

LUTEA次回公演はあるのか、主宰自身が「いかがでしょうか」という状況ですが、Megumiさんが木の役になることはありませんので、ご安心を。観てみたい方は個人的にお願いしたら、きっとやってくれることでしょう。

Junko